９日の韓国・聯合ニュースによると、中東呼吸器症候群（ＭＥＲＳ）に感染して「自宅隔離中」だった感染患者（２７）が、９日午前にタクシーで病院に行き、治療を受けたことが判明、疫学調査班が出動する騒ぎとなった。

忠清南道のＭＥＲＳ対策本部長を務める安熙正（アン・ヒジョン）知事が同日、ＭＥＲＳの状況報告会見で明らかにした。

この患者は、ソウル峨山病院のセキュリティ要員で、先月２６日に緊急治療室を訪れたＭＥＲＳ患者（７１・すでに死亡）と接触し、２８日に感染が確認された。その後は「自宅隔離」していたという。だが、９日午前に発熱すると、タクシーに乗って近所の病院を訪れ、治療を受けていた。自宅隔離の患者に対する保健所の定期連絡でこの事実が発覚、疫学調査班が出動して患者が利用したタクシーや病院ロビー、医療スタッフなどを調査したという。

安知事は「関係当局がいくら努力しても、当事者が協力しなければＭＥＲＳ拡散は防げない。感染者は慎重な行動をしてほしい」と呼びかけた。

これに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「患者があっちこっち出回ったのも問題だが、確定判定を受けた人を病院ではなく、自宅に隔離するなんて信じられない」
「一対一で密着して管理するといったのはウソか？」

続き　Yahoo!ニュース/FOCUS-ASIA.COM 6月10日(水)12時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150610-00000021-xinhua-cn

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